企業の働き方改革・人材育成施策を学校現場へ：教育同人社 森達也が熊本県上益城郡校長会で講演

 
 
講演概要
本講演では、まず「働き方改革」の必要性と狙いを提示し、企業における具体的な取り組み事例を紹介しました。教育同人社では、フリーアドレス、リモートワークの導入、固定電話の廃止、脇机を減らした省スペース化、マイロッカー・メールボックスの導入など、社員一人ひとりが「働きやすく、働きがいを感じる」環境づくりを実践しています。また、これらの施策が単なる「作業効率化」や「残業の削減」だけではなく、社員の幸福感（ウェルビーイング）や主体性（エージェンシー）、行動特性（コンピテンシー）を重視した「本質的な働き方改革」であることを紹介いたしました。

併せて、人材育成や内部コミュニケーションの重要性についても説明しました。具体的には、目標管理制度（MBO）や新人研修、全社イベント、部門を越えたプロジェクト化による全社的な最適化といった仕組みが、組織の総合力を高めることを紹介し、こうした取り組みを通じて、単なる作業から思考へと重心を移し、リーダー育成やビジョン・ミッションの浸透を図ることができる点を中心にお伝えしました。

講演終了後には「内部コミュニケーションの取り方」や「目標管理シートへの中長期的な自己像の記入」など、企業の手法を取り入れたいという声が複数寄せられました。校長会副会長様からは「固定観念にとらわれず、教育現場を見直すきっかけとなった」という、心のこもった謝辞もいただいております。

ビジョンの共有と革新に向けて
本講演では、教育同人社が掲げるビジョン・ミッションの共有も行われ、「私たちの教材で全ての子どもが笑顔になる」という理想像の実現に向け、社内外の取り組みがどのように連動しうるかを示しました。さらに、教育現場での働き方改革を推進する企画として小学校向け単元テストに付属する得点集計ソフトのクラウド版である「はなまるクラウド」およびスマート集計ソフト「はなまるAI」の活用紹介も行われ、革新的な先生支援ツールの提供が、より持続的な教育環境改善につながる可能性を提示しました。

今後の展望
教師は子どもたちの伴走者であり、校長は教師を支える伴走者、そして教育同人社は校長先生方の伴走者となる――このパートナーシップを意識しながら活動を続けることが、教育現場での働き方改革を前進させ、理念やビジョンに近づく一歩となります。当社は、企業と教育現場をつなぐ独自の立場から、引き続き教育界の発展に貢献してまいります。

 
◎クラウド型得点集計システム『はなまるクラウド』はこちら
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