学校にICTがやってきた!
総務省による「フューチャースクール推進事業」,文部科学省による「学びのイノベーション事業」に同時に指定された10校の小学校の中でも数多くの授業公開を行い,多くの実践を生み出した学校の実証報告書。
藤の木小学校で公開された授業実践は,授業開始直後にフラッシュ型教材で前時までの復習をし,実物投影機等を活用して学習課題を明確にしてからノートに書かせ,タブレットPCによる個の考えの明確化と可視化,その間の机間指導,必要に応じて協働での考えの整理,意図的指名による電子黒板への提示による児童の発表,本時の学習成果の確認と理解定着のための指導。これらを支えるための基礎的・基本的な型の指導を行い,型を乗り越えさせていくことの繰り返し。学校生活を安定させるための机上の整理の仕方,ランドセルの置き方なども,ていねいに指導するという、指定実証校の中でもっともオーソドックスなものです。
広島市教育委員会も強くバックアップをした、周囲を巻き込んだ成功事例です。

学校にICTがやってきた!
目次
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【序章】
- ・監修者の言葉
- ・学習者用デジタル教科書の可能性を示した
藤の木小学校 - ・「未来の学びへの挑戦」の発行にあたって
- ・藤の木小学校の挑戦
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【1章】藤の木小学校の紹介
- 1藤の木小学校の風景
- 2教育の情報化の歩み
- 3藤の木小学校の新たな風景
- 4藤の木小学校のICT環境
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【2章】藤の木小学校の授業
- 1目指す授業
- 2授業を支える研修
- 3授業を支えるICT支援員
- 4公開研究会
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【3章】ICT活用実践例
- 1IWB編
- 2TPC編
- 3その他